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News & Columnニュース・コラム

セミナー報告 空き家活用に役立つ制度の紹介

第5回 空き家活用に役立つ制度の紹介 2019年10月17日実施
下中裕史(大阪市都市整備局)、
川幡祐子(一般社団法人大正・港エリア空き家活用協議会)

 

空き家をどうする?解決のヒントが見つかるセミナーの第5回目。
大阪市域において、空き家を活用する際に活用できる制度と市営住宅の紹介を行った。なぜ市営住宅の紹介が空き家活用に関係するかと言うと、昨今頻発する地震や風水害の被害により、建物の劣化が激しく建替えや大規模改修のため、一旦空き家にし入居者に退去をしてもらうケースが増え、市営住宅を紹介するニーズが家主側にも入居者側にも増えてきたからだ。セミナー後の質疑応答では、制度の中身への質問や要望などが出た。

 

 

1 空き家を活用するにあたって、補助制度や知っておくと便利な情報
  下中裕史(大阪市都市整備局)

 

 

#「特定空家」問題と利活用の促進

大阪市の現在の空き家率は17.2%で、全国平均13.5%より高く、28.1万戸にもなる(平成25年度住宅・土地統計調査)。そのうちの一部が、現在、市場に流通しておらず、「特定空家」化する可能性がある。

 

 

「特定空家」とは、空き家のままで放置していて、そのままにすれば倒壊などの危険な状態であることや、周囲の衛生面や景観を損なっているような状態を言い、放置しておくことが不適切だと認められる空き家のこと。近隣の人にとっては、防犯上の点からも放置し難いものだ。

 

大阪市では国の空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく「大阪市空家等対策計画」を作成し、こうした問題に対応していこうとしている。基本的には、区役所を拠点として地域や専門家団体との連携を図りながら、安全・安心なまちづくりの観点から「特定空家」問題への対策をその重点課題としている。同時に、空き家の利活用を促進することで、地域の活性化やまちの魅力向上につなげようとするものである。

 

 

 

 

#空き家利活用促進のための改修費用の補助制度

大阪市では空き家の利活用を促進するために、「空家利活用改修補助事業」を、令和元年6月に創設した。